ファンケルの介入研究
日本経済新聞社NIKKEI NETは5月25日、ファンケル、発芽玄米のカレーが食後の血糖上昇抑制に有効など研究成果を発表と題する記事を掲載していた。
いわく、株式会社ファンケルが、白米と発芽玄米によるカレーライスの食後血糖値の比較を行なった結果、食後の血糖上昇抑制に発芽玄米が有効との結果を得たとの発表を第50回日本糖尿病学会年次学術集会で実施したとのこと。
同研究班はこれまで、(1)発芽玄米が白米に比べて健常人の食後血糖値上昇を抑制(2)発芽玄米を主食とした和食(焼き魚定食)が白米に比べ健常人の食後血糖上昇を抑制(3)発芽玄米が白米に比べて空腹時の血糖値が高い人の食後血糖上昇を抑制、という調査結果を同学会で発表してきたが、今回、カレーライスでも同様の結果を得たとしている。
まあ、そもそも「発芽玄米が白米に比べて健常人の食後血糖値上昇を抑制」という(1)の結果があるので、わざわざカレーでやらなくても、という気はするのだが、(1)を裏付ける結果となったことは間違いなさそうだ。
ただ、白米と発芽玄米は、見た目で判別できてしまうので、被験者がそれによる影響はなかったのかどうか気になるところではある。しかし、判別できたところでそれが食後血糖値に影響を与える機序も思い浮かばないが・・。そんなことを言い始めたら、発芽玄米のほうが白米より食後血糖値が上がらない理由も思い浮かばないぞ。単に消化に悪い、ということだけだったりして。
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タグ→発芽玄米 ファンケル 血糖
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