2007年4月1日日曜日

空腹感の源泉は

アマリールは朝食後1錠、ベイスンは毎食後1錠。
これがちょっと混乱するが、まあしょうがない。

薬の影響か、食間の空腹感が増強したような気がする。
体が空腹、満腹の判断をする機序には諸説あるようだが、
視床下部が血糖濃度で空腹かどうかを判断しているという説が正しければ、
薬の影響でふだんより血糖濃度が下がったので空腹を感じる、というのは合理的な解釈だ。

しかし、それでは、今までも空腹を感じていたということの説明がつかない。

なぜなら、空腹時血糖が257もあれば、ふつう、空腹とは判断しないだろう。
でも、実際には空腹を感じていたわけだから、脳は血糖濃度の絶対値で空腹の判断をしていないと考えるのが妥当だ。

現在の自分の状況を考えるには、やはり、糖の血中濃度の変化を読みとっているという説が有力。
定常状態より血糖が上がれば満腹、定常状態にもどれば空腹。

いや待てよ。
この考え方なら、定常状態さえわかってしまえば、絶対値判断でもいいわけだ。
ではどうやって定常状態を把握するか?

簡単だ。
前回食事をした時からどのくらい時間が経過したかを「認識」すればよい。
その認識と血糖濃度を関係づけることができれば、そして、その関係づけによって視床下部が血糖の定常状態をリセットすることができれば、絶対値判断は可能となる。

空腹感や満腹感を意識的にコントロールするのは困難だが、食事をしたかどうか、それからどのくらい時間が経過しているのかを知るのは視床下部のセンサーではなく外部に開かれた感覚器官だ。

感覚器官から得られた情報のほうが確実のような気がするのに、
基本的な感覚である空腹感や満腹感がコントロールしづらいというのはなんだか納得がいかない気もする。

いや、本当は脳の血糖センサーなんかより、感覚器官から得られた情報のほうが優勢なのに、
満腹中枢とか空腹中枢などという用語によって、理解がゆがめられているのかもしれない。
この件に関しては、もう少し、様子見ってところだな。

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